2023.07.27 TOPICS
【リノベコラム】リノベ図面の解読


賃貸物件を借りる時、物件を購入する時くらいしか間取り図と触れる機会がないと、お部屋の広さや、〇LDKといった間取りくらいしか分かりませんよね?


図面って意外と奥が深いんです・・・


 


今回は、リノベーションをしたいと考えている人向けに、知っておきたい図面の解読方法をお伝えしちゃいます!


 


 


壁と梁の解読



通常のマンションでは、構造壁で壊すことができない【躯体】【梁】と、木軸などで作られた壊すことができる【間仕切り壁】に分かれています。


図面上で躯体と間仕切り壁を見極める方法は、「壁の厚み」です。


躯体はコンクリートでつくられているので、一般的に200mm以上の厚みがあり、図面上に3本の斜線で表されていることが多いです。※販売図面などは塗りつぶされていることが多いかもしれませんが・・・


一方間仕切り壁は、一般的に70mm程度の厚みでつくられているため、躯体と比べ細い線で描かれています。


上記の図面では、リビングの横の洋室をよく見ると【躯体】で囲われているお部屋なので、壁を壊してリビングを広げることも、ドアの位置を変更することもできないのです・・・


 


また、梁や下り天井などは、図面上破線で書かれているケースがあります。


小さな梁であれば気にする人も少ないのですが、もしリビングの真ん中に梁がある場合は、圧迫感を感じるケースが多いので、実際に現地で確認しましょう!


 


パイプスペース(PS)



リノベーションで間取り変更をしようと考えた時、とても重要なのがパイプスペース!


マンションの最上階から最下階まで排水管が通っており、共用部分扱いのため、工事で手を加えてはいけません!


一般的には、キッチン、洗面浴室、トイレの近くに必ず存在しており、各設備からこのPSに向かって排水が流れていきます。


正しく排水するためには、排水管に勾配を付けなくてはいけないため、大幅な位置の変更ができない物件がほとんどです。


 


ドアの種類




ドアは形状によって細かく記載されていますが、一度形状を覚えてしまえば、より図面だけで具体的なイメージを持ちやすくなります。


開き戸や収納開き戸は、扉が開く方向に向けて半円、収納折れ戸は三角形で記載されています。


引き戸は様々な種類がありますが、一部壁が記載されていたり、扉の枚数などによって判断することが可能です。


リノベーションでは、使い勝手や動線を意識して適切な形状のドアを設置していきます。


 


収納の種類



収納にも様々な種類があり、それぞれの定義によって呼び方が変わってきます。


WIC(ウォークインクローゼット)人が中に入ることができる大型の収納を指します。


出入口を2か所に設けることでウォークスルークローゼットとなり、何でも収納できる大型収納は利便性が高いのですが、人が入るためのスペースがデッドスペースになるため注意が必要です!


押入:和室にある布団を入れるための収納。畳1枚分の広さが一般的のため、奥行は850mm~900mm程度になります。


布団のサイズに合わせてつくられているため、その他のものを収納する場合、奥行が深く使い勝手が悪いことも。


クローゼット:洋服を入れるためのハンガーパイプなどで構成された壁付け収納。


奥行は550mm~600mmが目安とされており、ハンガーパイプを上下に2本付けることで、省スペースで最大の収納力になります。奥行が浅いとハンガーが収まらない場合も。


物入:その他のパントリーや、リビング収納などは、図面上で「物入」と表記されています。


サイズに細かな定義はなく、収納するものに合わせて奥行を設定することで、使い勝手のよい収納に!収納内にコンセントを付ける人も増えています!


 


 


いかがでしたか?


中古マンションの購入やリノベーションをしようと思うと、図面とにらめっこする時間が非常に増えていきます。


特にリノベーションは、まだ現実に存在しないものをイメージしていく作業の繰り返しなので、図面の解読力が上がれば上がるほど、スピーディー且つ正確に自分の理想の住宅に近づけるのです!


ぜひ参考にしてみてください!